ノートパソコンの画面が真っ暗に

コンピューターの気になる情報

10年位前に購入したノートパソコンなのですが、画面が真っ暗になり使えなくなりました。さすがにもう寿命かなと思い一度はあきらめましたが、画面だけかと思い、HDMI端子があったので、部屋のテレビに接続してみましたら使えるようになりました。そうこうしているうちに、ウインドウズ起動前のBIOSの画面が表示されない事象が発生しました。分解してビデオボードに接続してあるディスプレイのコネクターを外し、再度、部屋のテレビにHDMIで接続しましたら正常に動作するようになりました。

考えられる原因

    • 1 BIOSレベルの出力優先順位  多くのノートPCでは、BIOSの段階で「内蔵ディスプレイを優先する」設定になっていることがあります。つまり、内蔵ディスプレイが接続されていると、たとえそれが故障していても、HDMIなどの外部出力には信号を送らないことがある。
    • 2 故障したディスプレイが信号を吸収してしまう  物理的に壊れた液晶でも、回路的には「接続されている」と認識されてしまい、GPU(ビデオボード)が「表示してるつもり」になってしまうことがあります。結果として、外部出力には何も映らない。
    • 3 HDMI出力がセカンダリ扱いになる  OSが起動してからはマルチディスプレイとして認識できることもありますが、BIOSやPOST画面では「メインディスプレイが壊れてるけど、外部には出さないよ」という挙動になる。

内蔵ディスプレイのコネクターを外したことで、PC側が「表示できる画面はHDMIしかない」と判断し、無事に外部出力が有効になったんですね。これはまさに、ハードウェア的な優先順位を強制的に切り替えたということになります。

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