「生き方そのものが問われている」   (連載 上)

たんぽぽ舎です。【TMM:No1761】
2013年2月28日(木)地震と原発事故情報より

┏┓ ┗■1.福島第一原発事故と今後のこと  |  代替エネルギーをどうするか? 経済をどう成長させるか?  |  というレベルの話ではない  |  「生き方そのものが問われている」   (連載 上)  └──── 小出裕章(京大原子炉実験所)   溶けた炉心の在処、未だに不明 格納容器もあちこちに穴 ○編集部...まず、事故原発の現状について、教えて下さい。 小出...福島第1原発では4つの原子炉が壊れたのですが、1~3号機は、運転中、 4号機は、定期検査のために停止中で、燃料棒も装着されていませんでした。  1~3号機は、炉心を冷やすことができず、メルトダウンして大量の放射能を 放出してしまいました。圧力容器の底に熔け落ちた核燃料は、厚い鋼鉄の底を溶 かして、放射能を閉じこめる最後の防壁である「格納容器の床に落ちた」と、東 京電力は言っています。私もそう思いますが、その後、熔けた核燃料がどうなっ ているのか? 実は誰にもわからないのです。  理由は、猛烈な放射能汚染のために建屋に人が入ることができないので、目で 確認できないからです。ロボットを入れて写真撮影させていますが、戻って来ら れずに討ち死にするロボットが、後を絶ちません。猛烈な放射線環境で電子機器 が故障するのと、散乱しているがれきが行く手や岐路を阻んでいます。  東電は、残っている計測器で核燃料の在処を判断しようとしていますが、そも そも過酷事故を予想していなかったので、計測器が配置されていません。通常運 転に必要な各種計測器はありますが、放射線と水蒸気のために次々と壊れていっ て、センサーによる情報も失われつつあるのが現状です。  格納容器の底はコンクリートで、1mの厚みがあるのですが、「熔けた燃料は 70cmのところで止まっており、核燃料は格納容器の中に閉じこめている」とい うのが東電の公式発表です。ただし、「閉じこめている」はずの格納容器は、あ ちこちに穴があるのは確実です。格納容器に注入する水が、中で全く溜まらず、 漏れ続けているからです。最後の防壁である格納容器が破られて、現在も放射能 が漏れ続けているのが現状です。  私は、熔けた燃料が格納容器を突き破り、地下水を汚染しているかもわからな いと思っています。もし、燃料が格納容器の底も突き破って地面に達していれば、 地下水を汚染し、いずれ海に出て行きます。汚染の拡大をくい止める手段がなく なります。私は、一昨年5月から、「炉心が地面に熔け落ちる前に、原子炉建家 周辺に、鉄板などで地下バリアを張り巡らすべきだ」と提言してきましたが、今 も手つかずです。  一方、地上部分では、毎時1000万Bqの放射能が漏れ続けている、と東電 は発表しています。この数値は、事故直後2週間あまりに放出された放射能量に 比べると、劇的に減少しています。 ○小出...4号機は、メルトダウンはまぬがれたのですが、ここには大量の使用済 み燃料がプールに沈められています。その放射能総量は、控えめに計算しても広 島原爆1万発分です。事故直後、消防庁や自衛隊が大量の水をかけている映像が 流れましたが、これは、使用済み燃料プールへの対応でした。  プール自体は、たぶん大きくは壊れていませんが、危機的状況にあります。原 子炉建屋が爆発で激しく破壊され、プールが埋め込まれている階の壁がほとんど ないために、プールは、いわば宙づり状態です。  東電も危機感を持ち、事故直後に応急耐震補強工事をやりましたが、被曝環境 での突貫工事だったために、今もプールの半分が宙づりのままです。余震でプー ルが破壊されるようなことになると、これまでの放出量とは桁違いの放射能が出 てくる危険が存在しています。  この使用済み核燃料を取り出すために東電は、今年末をめどに、クレーン用の 大規模な構造物を作ろうとしています。現在は、プールの上部にある最上階の柱 や壁をすべて撤去した段階です。この建設作業も、建屋に入れない1~3号機に 比べればマシですが、過酷な被曝労働です。  プールの中には、1535体の燃料棒が入っており、そのうち1331体が使 用済み、204体が未使用です。未使用の燃料棒は、人の手で触っても大丈夫く らいの放射能レベルですので、昨年7月、東電は、試験的に未使用燃料棒の取り 出し作業を行いました。燃料の状態を知るためですが、これも未使用燃料棒だか らできた作業です。使用済み燃料となると、プールから引き出した瞬間に、周囲 の人間がばたばたと死ぬほどの危険物です。  そのため、使用済み燃料については、100トンもある「キャスク」という容 器をプールに沈め、水の中で燃料棒を入れ、蓋をしてキャスクごと水面から出す、 という作業となります。ただし、プールの中には、大量のがれきが散乱している ので、まず水中のがれきを撤去しなければならないし、燃料棒がゆがんでいれば、 吊り出すのは困難です。もし、燃料を落として破損するようなことになれば、大 量の放射能が放出されます。  1331体の使用済み燃料を完璧に安全に吊り出す作業となるので、どれほど の被曝労働と時間がかかるか、私には想像もできません。 (人民新聞の了解を得て掲載。人民新聞2月5日号より、上中下3回の連載)

MTBlog50c2BetaInner

このブログのトップ
ツイッター
★バックナンバー
質問お問い合わせ
 
議員ジェイピードットコム
(giinjp.com)にHPを
↓開設しました。↓
大桃さとしの使命

魚沼市の輝かしい足跡”は、city-uonuma.jpの廃止により、 下記アドレスに変更となりました。↓↓

http://utel.jp/uonuma/

 山田電気店

 

無料ブログ開設

お問い合わせのページから”無料ブログ希望”で申し込んでください。
 
昨日のカウント数
今日のカウント数
総カウント数

2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリ

おすすめリンク
ガラス張りの魚沼市
魚沼市電話.jp
※NEW
小林じゅん子
 安曇野市議会議員
※NEW
「阿久根市議会へ行こう」
あくね みどりの風
公務員の不祥事
反NHK連合
公務員給与研究所
都道府県の借金時計
武田邦彦 (中部大学)
怒涛の石澤議員
住民至上主義
MovableType(MT)テンプレート 無料(フリー)
Powered by Movable Type 5.2.3