魚沼市職員措置請求書
魚沼市長
大平悦子が実施している魚沼市斎場建設事業における措置請求
1、請求の趣旨
①概要
魚沼市斎場建設事業が現在進められているが、その中で25魚環委第6号 魚沼市斎場建築実施設計業務委託が、平成25年7月28日、指名競争入札の形で委託事業者が決定され、実施された。その入札は、市内外の8社の指名で行われたもので、最低価格を提示した長岡市の株式会社ワシズ設計が入札書比較予定価格2,100万円の26.9%、565万円(消費税別)で落札した。最低制限価格の設定がないため、この入札が有効となり、平成25年7月18日から平成26年2月14日までの委託期間で実施されることになった。
その後、株式会社ワシズ設計が調製した設計書を元に、26環工第1号から26環工第4号までの4件の工事入札が、平成26年6月19日に一般競争入札で行われた。その内、魚沼市斎場建築工事については入札不調となり、最低金額を提示した貝瀬材木、貝瀬組、吉田建設 特定共同企業体と4億3,200万円(税込)で随意契約の仮契約が締結された。金額が1億5,000万円以上であり、市議会の承認議決を経て本契約となり実施に移された。また、平成26年7月4日に施工監理業務委託契約が長岡市の株式会社ワシズ設計と2,354万4千円(消費税込み)で随意契約された。
今回問題としたのは、随意契約にした魚沼市斎場施工監理業務委託についてである。魚沼市では、魚沼市財務規則第160条で、随意契約のできる額を規定している。業務委託で随意契約できる金額は50万円までであり、このたびの魚沼市斎場施工監理業務委託の金額2,354万4千円であり、明らかに条例に反している。
施工監理業務は、設計図書を元に現場施工の実施状況を管理監督するものであり、一定の資格がある者ならだれでもできる業務である。魚沼市内でもその要件を満たす事業者は複数存在する。魚沼市斎場建設事業においては、実施設計業務委託が入札されたことで、実施設計業務委託の入札に参加した事業者は、施工監理業務委託も当然入札に付されるものと考えていた。言いかえれば、行政みずから競争妨害したことになる。
また、魚沼市議会本会議の席で、前中川副市長が大平栄治議員の質問に対し「実施設計をした㈱ワシズ設計に施行監理してもらう事で、より完成度の高い製品が期待できるので随意契約することにした。」と答弁している。しかし、実施設計業者に監理を任せる時は、魚沼市が設計監理委託料算定基準とした資料に示してある工事監理に関する業務細分表のうち、設計図書の内容の把握等の業務とされる業務量に占める割合9%を除外することもせず、100%の業務量で積算し、随意契約を行ったのである。
②請求の内容
次の2点について魚沼市職員の措置請求をする。
・魚沼市斎場施工監理業務委託を競争入札ではなく随意契約で行った事は、地方自治法並びに魚沼市条例、魚沼市財務規則に反しているので、この事業実施並びに行政手続きに関与した職員の処分を求める。
・最低価格を決めないで行われた実施設計業務委託の入札ではあったが、あまりにも予定価格とかけ離れた落札金額であったこと。その後の施工監理業務委託が同一の事業者と随意契約されているが、予定価格の積算に疑義があることから、一連の魚沼市斎場実施設計業務並びに施工監理業務の委託契約において、官製談合が行われたのではないかという疑いがある。事実関係の調査を求める。
2、請求者
代表請求者 住所
職業
氏名 ㊞
電話
請求者
住所
職業
氏名 ㊞
電話
請求者
住所
職業
氏名 ㊞
電話
地方自治法第242条第1項の規定により別紙事実証明書を添え必要な措置を請求します。
平成 年 月 日
魚沼市監査委員
代表監査委員 小
島
勝
吉
様